ウチの利益に関係ない

建設会社の担当者は「それはウチの利益に関係ない」と真顔で答えました。「地球に優しい」などという抽象的な言葉では中国人は動かない。その時よく分かりました。施工した後のビルの電気代がいくら安くなるかなんて、建設会社には関係のない話なのです。
-------------------------------------孫 継信　上海培皓節能科技発展執行董事

　「エコ」の言葉だけでは、なかなか難しいですよね。日本だって、太陽光発電の買取制度があっても、それだけのために太陽光パネルを付けるかと言えば、Noの家庭が大多数ですようね。少なくともプラスマイナス０でなければ。投資分の回収に何年かかるか。しっかり回収できるだけのものか。数値で示さないと分かりづらいのではないかなぁと思いました。

　太陽光で思い出したんですが、日本は環境後進国ですね。最近、雑誌を読みながらそう思いました。環境対策には、頑なな印象のあるアメリカ・中国でも、こと環境ビジネスでは積極的です。太陽光発電やスマートグリッドなどなど、中国やアメリカ、特にアメリカのシェアはかなりのものです。

　スマートグリッドや、太陽熱発電、スマートビルディング。環境ビジネスに多くの企業が参入し、規格がいくつか乱立しています。世界規格が決まってしまう前に日本企業は、世界に打って出なければ、歴史は繰り返してしまうかもしれません。


今日のショートカット
ワードで選択した英字の大文字と小文字を置き換える
　Shift ＋ F3

タグ：利益 関係ない 地球に優しい エコ 省エネ 太陽光 スマートグリッド スマートビルディング ショートカット 大文字 小文字 ワード