「国境」の概念はなくなった

もう「国境」という概念は完全になくなりました。品質が日本に追いついていなかった昔だったら、“コリア・ディスカウント”もあったでしょう。しかし今や、他社には負けない製品を提供しているという自負があります。
----------------------------------------------------イ・ドンヒ　韓ポスコ社長

　自動車業界でもトップのトヨタが米国でのリコールが報道され、なんだかなぁという感じがします。そして、EVの動き。これまでは内燃機関というブラックボックスをメーカーがもっていて、そこでケイレツを形成してきた。それが次は電池とモーター。それ次第で、業界が一変しますね。

　また、電池の開発に各国がかなりの税金を投入しています。品質もさることながら、いかにグローバルスタンダードをとっていくのか。それができれば、莫大な先行者利益をあげることができます。未だに、日本製がいい、●●製は微妙という意識があるなかで、世界市場に目を向ければ、そこをせっけんしているのはどこの国でしょうか？電機では、韓国勢がかなりのシェアをとっています。そこには、国境など考えずに、いい製品、はたまた安い製品に、と向かう消費者がいます。

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