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利用目的についての議論 [今日の一言]

(スーパーコンピューターが)天文学や物理学といった研究にいかに貢献できるか。利用目的についての議論をもっと深めるべきだ。世界一を目指すという感情論は、国威発揚には役立つかもしれない。しかし、科学技術の発展という本来の目的からは離れてしまう。
-----まつもと ゆきひろ ネットワーク応用通信研究所フェロー、Ruby開発者

 スパコンで異例のノーベル賞受賞者の会見が開かれたのも、まだ記憶に残ることでしょうか。聖域として踏み込まないというのは、なしでもいいですが、それでも研究・技術開発にはコンスタントに費用をかけていかなければならないと思います。

 もちろん、多寡だけでなく、その配分や利用方法でよりよい物になると思うので、額だけの議論でなくその在り方についての議論を深めるべきです。事業仕分けの裏で、あまり有名でない研究者の人が数千万円でスパコンを作ったという記事を見ました。数億、数百億とかけないでも、工夫次第では実現は可能なのです。

 「専門家も交えて」には酸性ではありますが、「専門家の意見で」に頼りすぎてはいけない。専門家は、知識のない人でも、その重要性を理解できる方法で説明しなければならない。呪文のような専門用語を使わずに、いかに理解してもらうのか。そこまで、話すことができるだけの議論をすること。そして、本当に発展に寄与する研究をしている人に資金が回る仕組みを構築していくべきです。
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