米国流 そして？

今回の経済危機で米国流の長所の吸収にストップがかかり、中途半端のままになっているのが実情でしょう。こうした現実を直視せず、短絡的に「米国流はすべてダメ」と考えて、昔に戻ろうとするのは言語道断です。
-----------------------------------------坂根 正弘　コマツ会長

　すべてダメといいつつ、ウォール街では高額報酬が復活、のようなニュースも出てきていますよね。アメリカでの、米国流は確かに行き過ぎていた。しかし、その一方で日本では、米国流を導入しようとして、形だけをまねした、しかも、表面というか、名称を同じにしたような程度。もちろん、中には導入し、それを自社にあうようにアレンジし一定の成果を上げているところもあれば、以前からの年功序列の形を上手に使い、業績を安定させている企業もある。

　その中で、アレはよさそうだと、ブームとして、何の調査もなしに導入し、結果すべてダメだったという結論を出している世の中。では、次は何処に行くのか？昔のような、旧来の日本流に戻ることは不可能。流れのままにここまで来た人たちは、自分たちで進むべき道を見つけ、創っていけるのでしょうか。

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