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落照の獄 十二国記 [書籍]

 「yom yom ヨムヨム七月号 vol.12」に掲載された十二国記(著:小野不由美)の話で「落照の獄」です。

 今回は、死刑制度に関する題材でした。死刑を用いるべきか、否か。死刑と判じたとしても、誰かが執行する。その執行する人に関して、死刑と人殺しは何が違うのか?死刑を賛成する理由は?反対する理由は?
 そもそも、罰(刑罰)は何のために存在するのか。罰するというのはどういうことなのか。犯した罪に対して相応の苦痛を与えるためなのか、それとも自省させ構成させるためのものなのか?
 この話では、物語上結果は出ましたが、実際はどうだろうか。裁判員制度も始まり、誰もが向かい合わないかもしれない可能性がある。しかも、負担軽減という観点から審理日数も少ないようです。そのような短時間で答えが出るのか。周囲がどちらかを主張している状態でも、自分の考えを出せるのか。
 色々考えるきっかけになりましたが、答えなんか出ませんでした。どうなんでしょうね?


 そういえば、十二国記を読み始めたきっかけは、アニメの総集編でした。あらすじは、つかめたんですけど、だからこそ原作を読みたくなったのです。ずいぶん新作が出ていませんが、もう少し待てば短編集ぐらいで出るのかな?できれば、タイキの話が気になるので、出て欲しいですね。
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