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プラズマ 『マイクロプラズマ―基礎と応用―』 [書籍]

「プラズマは固体、液体、気体に次ぐ第四の部室の状況であり、宇宙の99.9%以上を占めている」という前置きで、プラズマの物理や工学の講義が始められてのは、半世紀ほど前のことである。この四半世紀では、「プラズマは、石器、青銅器、鉄器の次ぐ珪石器時代の加工ツールで、半導体産業を支える現代の基盤技術である」というキャッチフレーズで、工学系でのプラズマの講義が行われている。
--------------------------- マイクロプラズマ―基礎と応用―

 『マイクロプラズマ―基礎と応用―』 橘邦英,石井彰三,寺嶋和夫,白藤立@オーム社

 マイクロプラズマの基礎と最近の研究動向がまとめられた一冊です。プラズマと一口にいっても色々ありますよね。知らない人は知らないだろうし・・・。

 こういった、専門書って、かなりの興味がある人や、必要に迫られないとなかなか読みきるどころか、手に取ることさえないですよね。それなりに大きな書店か専門店等でないと、店頭には置いてないでしょうしね。内容は為になるというか、面白いんですが、いかんせんお値段がけっこうするんですよね。そこが専門書の難点ですよね。せめて千円台が主流に・・・、無理ですよね。

 内容としては、マイクロプラズマの発生方法や計測方法、そして今後の応用に関して記述されています。難解な部分もありますけど、1~2冊プラズマに関する基本を押さえておくと、復習にもなってよかったです。

 専門分野って細分化していくので、同じ分野でも少し違うことやっていると、隣の人が何をやっているのかよくわからなくなることもありますね。そこで、少しの興味をもって、かじってみると視野も広がるとおもうんですけどねぇ。

 そういえば、最後にひとつ。物質の第四の状態はアモルファスだっていう人も居るようですけど、個人的にはなんでもいいじゃないですか、という感じです。なんなら、第四、第五の状態と定義してしまえば良いのにと思ってしまいます。
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