グーグルは破壊者なのか

グーグルは破壊者なのか。確かにそうなのだろう。我々は古い資本主義を破壊しているのだから。古いモデルを新しいモデルに置き換えるのが、資本主義のプロセスだ。イノベーションが経済を成長させる。これは私の宗教みたいなものだ。
-----------------------エリック・シュミット　米グーグルＣＥＯ（最高経営責任者）

　確かに、イノベーションによって経済内容は変化しますよね。イノベーションって、よく技術革新の意で使われるけれども、大本はライフスタイルに変化を与えることですよね。もちろん、技術革新があったからこそ技術革新がおこるという順番もあります。

　例えば、携帯。最初は車載電話からスタートして、現在の形に。そこには、半導体技術、金型技術、バッテリーの進歩。様々な技術革新がありました。それらをすべてあわせて、現在がある。１０年前に比べたら、かなり変わったと思います。電話なんて、一家に一台が、一人に一台。途上国では、固定電話を超えて、携帯をもったという人もいるでしょう。

　イノベーションとは、ライフスタイルの変換のことかな。

　Google。クラウド技術や、スマートグリッドやPCのOSなど新しいフロンティアへ向かっています。その一方で、書籍の電子化や、地図の問題等もはらんでいる。Gmailを使っている人もけっこう覆いと思います。便利ですもんね。

　その一方で、一社にデータを握られる恐さもあります。外資だからというわけでもまいですが、ネット履歴や、サーバー内のメールなど、かなりの個人情報を「提供」している現実。個人情報が叫ばれる一方で、それを、特定企業に、無造作に流れ込む構図をどれだけの人が意識して、使用しているのか。

　便利さを追求し、享受する一方で、いつか大きな問題として表面化するのではないかと、考えてしまいます。

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